
みなさんは、お庭などの外部の木材を塗る時にどんな塗料を使っていいかわからないときがありますよね? ウッドデッキや手すり、その他造作物に何が一番強くてどんな特徴があるのか簡単にご紹介したいと思います。
まずは一般的な水性塗料から
水性塗料は顔料の他にシリコン、アクリル、ウレタンなどの樹脂を混ぜた皮膜を形成する塗料で、一般的に多く使われています。 木目を生かしたい場合などには不向きですが耐久性については、膜で木材を保護するため 非常に向いている塗料です。最近は住宅の外壁塗装等も水性が使われています。保護成分は強い順で、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素になります。
一方水性ステインとは
一般的によく聞かれるのが、オイルステインと呼ばれる油性のステイン顔料ですよね。 ステイン塗料は、木材に顔料を染み込ませ木目を生かした自然な風合いで仕上げることが可能な塗料で DIY などでも大変重宝される 塗装方法になります。 ただこのステインには色をつける顔料は含まれているものの撥水などの成分は入っていません。この場合、ニス等で仕上げを行う必要があります。またホームセンター等で売られているステインには 塗るだけで保護してくれる樹脂が入っているステイン塗料も多くありますので、この場合はニスで仕上げる必要はありまんので、そちらを使うと良いでしょう。
油性は、塗料を薄める時には、シンナーを使いますが、水性の場合は、水道水で薄め臭いもほとんど感じません。
今回は水性ステインで外部の木材に塗装してみましたのでご紹介したいと思います。まず一枚目が塗装前の白木の状態です。
この材料はあらかじめ180番程度の紙やすりで 表面を研磨していますステインの塗り方の基本は、木目方向に 刷毛を流しながら塗って行きます。 次に雑巾や布などでこするように拭き取り顔料を染み込ませていきます。
十分に乾いたらさらに2回塗ります。塗り増しをするごとに色はどんどん濃くなっていきます。
ステインの最大のメリットはペンキのように、色を塗って濃すぎた、薄すぎた。ということがあまり起きないというところですかね。下は2回目塗装後の色になります。
塗って拭いてを繰り返しながら自分の好みの色に仕上げることができるので DIY 初心者の方でも十分簡単に塗れる塗料だと思います。
またこのステインは、室内でも使えるんです。室内で使用する場合は、最初から樹脂(保護成分)が入っているものを使うことをオススメします。ちゃんとニス等で仕上げれば問題ありませんが、仕上げを忘れると、結構長い期間、塗料が靴下等についたりすることもあります。
こちらの写真は、室内の古い敷居に塗った様子です。
1.表面を削る
180番から240番あたりのヤスリで表面をきめ細かくしましょう。
2.水性ステイン塗料を塗り、拭き取ります。
3.色がついてきましたね。これで好みの色になるまで繰り返していき、作業完了です。
いかがでしたか?今回は、シンナー等で薄める油性ステインではなく、水性ステインのご紹介でした。
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