ガラスの種類と性能を知って断熱性の高いお家に!

ガラスの種類を知ろう

皆さんのお家でサッシを交換、またはガラス交換等をする時に当然ガラスの種類を選びますよね?単に値段で決めてしまうと断熱性の乏しいガラスになってしまう事が多いので、簡単に分かりやすくご案内したいと思います。

早速単板ガラスとは、その名の通り1枚のガラスで断熱性・防犯性には劣ってしまうガラスです。

次に網入りガラスは、防火地域に採用されるガラスで、これは建築基準法で決められています。※最近では網無しのガラスも一部の商品で選べるようになっています。ただこの網入りガラス、最も誤解されている方が多いのが防犯性!この網の意味は、万が一の火災の際でもガラスが割れても飛散しにくい為に網が張られているだけで、防犯性にはなんの効果もないんです。

次に、合わせガラスは、ガラスとガラスを樹脂膜で接着しているガラスのことで、割れても飛散しないのが特徴です。断熱性能は低いですが安全性には優れたガラスです。

複層ガラスは、現在一般的に使われているガラスで、2枚のガラスの間に空気層があり、この空気層が熱を遮断し、断熱性能を高めてくれます。断熱性能で効果があるのは空気層12mm~16mmになります。ではそれ以下の場合はというと単板ガラスよりは断熱効果はありますが、12mmの空気層から比べると、空気層を細くなればなるほど断熱性能は低くなってしまいます。

防犯合わせガラスは、通常の複層ガラスのうち1枚が、合わせガラスになっていて、この合わせガラスの間には防犯フィルムが入っていて、ピックなどで刺しても貫通しない様になっています。

最後によく耳にするLow-Eガラスとは?
Low-Eガラスとは
Low-Eガラスとは、ガラス面に特殊金属の被膜層を形成し、出来ているガラスで、射熱性能や断熱性能を大幅に高めてくれるガラスになります。上の写真にある様に、Low-E層を屋外側にすると外からの熱を50%以上カットしてくれて夏場の室内などが快適になります。窓越しのあつ~いが解消されていると体感出来ると思います。一方Low-E層を室内側のガラスにした場合は、逆に冬場室内で暖めた空気を外に逃がしにくくしてくれるんですよ。その為、ガラス交換や、サッシ、内窓を使用される場合にはLow-Eガラスを選択しないと損な買い物になってしまいますよ。

この様にガラスだけでも色々な種類があるので、サッシ、ガラス交換や、内窓取付の際は値段だけで左右されず用途に応じた使い方をお勧めします。

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